SSブログ

城紀行より 3 [城・館・チャシ・グスク]

 昨日、一昨日と勘違いが原因での笑い話ですが、今日のは違い
ます。

 旅館のお嬢さんを泣かせそうになってしまいました。


仙人 ? 霞を食べているの ?
「なにを作ったら食べてもらえますか」

昭和39(1964)年12月30日~昭和40(1965)年1月3日にかけて
正月休みを利用しての出来事です、この時はこの京都の宿の
ほかに、伏見桃山城、大坂城、姫路城、安土城などで面白い
出来事がありましたが、今回は今日で終わりにしますが、また
の機会にします。

「昭和40(1965)年1月1日~1月3日まで京都の宿を基点に城を
回りました。しかし京都にいながら二条城は正月休みのために
いけませんでした。
 回った城は伏見桃山城・淀城・安土城・彦根城の4城で京都
が基点としたほうが便的に良かったからです。

 泊った宿は御幸通りにある「松屋」という旅館です。そこでの
そこの娘さんとのやり取りです、正月だったからかほかに女中
さんたちはいなかったように思いますし、小さな旅館だったので
最初からいなかったかは判りません。
 当時、一泊二食付き 1200円だったような気がします、また
正月料金などといって高くなったりしなかったようです。

ここからが城紀行より抜粋です。

「昭和40(1965)年1月3日
 今朝食事を運んできた娘さんに、いきなり「何をお出ししたら
食べていただけるのですか」と言われた、半分泣き顔だった、
「えっ ! 」意味がわからなかった、「なにを出しても箸をつけて
いただけないので」これでようやく判った、というのは自分は
胃潰瘍で胃の全摘手術前だったので、食べると痛くなるので
人と同じような食事はできなかった、それで、その旨はなした
が納得してもらえたかわからない。
・・・。彦根城と安土城をまわり、今日でこの城回りはおわった、
ちょっと京都の町の散策、新京極という新しい町を知った。
 宿に帰った夕食は、今朝の話で大変気を使って頂まして、
ご飯はやわらかめ、おかずはお豆腐の料理、ふろふき大根
などなと、胃にやさしい気を使った食事でした。
 たぶんこの旅館のお嬢さんだろう、有り難うございました。」


 ご販を食べないなんて、仙人みたい、といわれたので、霞
を食べているのではないよとの会話があったのでそれをタイ
トルにしました。

 ここ数年で2度京都にいきましたが、その旅館を探すことが
出来ませんでした。また、新京極も当時のイメージとは違っ
ているようでした。
 娘さんいまでもいらっしゃったら、おおおかみでしょうね、
とっくに還暦はすぎているのでは。


 これで、今回のお話は終わりですが、まだまだ面白い出来事
が沢山あります、城の話より面白いかもしれません。


 
nice!(74)  コメント(14)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース